第1条 車載カメラ
競技参加者が車載カメラを装着する場合、その設置は以下の要件を満たさなければならない。
・車体の表面からはみ出してはならない。
・コクピット内では、ダッシュボードの最後端点を通る垂直横断平面とドライバー/コ・ドライバー(ナビゲーター)座席の最後端点を通る垂直横断平面の間にカメラを設置することは(その取り付け部を含めて)禁止される。
・取り付けは、ネジ止め、金属ネジ止め、ネジ止めクランプ、金属インサートのみで行わなければならない。(禁止:接着剤、両面テープ、粘着材、吸盤など)
・取り付けはロールバーに堅牢に固定し、ロールバーからの突出量は最低限に抑えること。ロールバーに対する加工、改造は認められない。
・競技会公式車両検査の前に設置しなければならない。
・クルーの視界、緊急時の出入り、脱出の妨げになってはならない。
解説
第1条では、競技参加者が車載カメラを装着する際のルールを定めています。まず、カメラは車体の表面から突出してはならず、コクピット内ではダッシュボード最後端とドライバー・コドライバー座席最後端を結ぶ範囲への設置が禁止されます。取り付けはネジ止めや金属クランプなど堅牢な方法に限定され、接着剤や吸盤などは使用できません。特にロールバーへの固定では、突出を最小限に抑え、加工や改造は認められません。また、カメラは公式車両検査前に設置する必要があり、クルーの視界や緊急時の出入りを妨げない配置が求められます。これらの要件は、安全性と競技の公平性を確保するためのものです。
TGRラリーチャレンジでも2024年からこの規則が有効になっております。
ラリー車検で厳しくみられる場所なので気を付けてください。
参考資料
2024.5.10 TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge 2024 車載カメラの設置について