第6条 サーキットブレーカー
下記規定に従ったサーキットブレーカーの装着を強く推奨する。
イグニッションスイッチおよび燃料ポンプスイッチは、その位置が確認できるよう黄色で明示しなければならない。イグニッションスイッチおよび燃料ポンプスイッチを変更する場合、ONの位置が上、OFFの位置が下になければならない。
また、運転席および車外から操作できるすべての回路を遮断する各々独立した放電防止型のサーキットブレーカー(主電源回路開閉装置)を装備しなければならない。これらはすべての電気回路を遮断できるものであり、エンジンを停止することができるものであること。その場所は外部から容易に確認できる位置とし、赤色のスパークを底辺が最小12cm の青色の三角形で囲んだ記号で表示すること。引くことにより機能する車外操作部を持つサーキットブレーカーを運転席の反対側のフロントウインドシールド支持枠の下方付近に設置すること。ただし、車両の構造上フロントウインドシールド支持枠の下方付近に設置することが不可能な場合、運転席の反対側のセンターピラーあるいはクォーターピラーの外部から操作可能な位置に装着することが許される。AE車両にサーキットブレーカーを装着する場合は、高電圧系の回路を改造することは許されない。装着するサーキットブレーカーは、運転席および車外から操作できる12V電気回路を遮断する各々独立した放電防止型のサーキットブレーカー(12V電源回路開閉装置)とする。これらは12 V電気回路を遮断できるものであり、エンジン・電気モーターを停止することができるものであること。
解説
第6条では、安全性を高めるためサーキットブレーカーの装着を強く推奨しています。イグニッションスイッチと燃料ポンプスイッチは黄色で明確に表示し、変更時はONが上、OFFが下になるよう設定が必要です。車両には、運転席と車外から操作可能な独立した放電防止型のサーキットブレーカーを装備し、すべての電気回路を遮断してエンジンを停止できるようにします。その位置は外部から分かりやすく、赤いスパークを底辺12cm以上の青い三角で囲んだ記号で示します。車外操作部は引くタイプで、運転席反対側のフロントウインドシールド支持枠下に設置が基本ですが、構造上難しい場合はセンターピラーやクォーターピラーの外部操作可能な位置でも可です。AE車両では、高電圧系回路の改造は禁止され、12V電気回路を遮断しエンジンやモーターを停止できる放電防止型のサーキットブレーカーを使用します。これらは緊急時の安全確保を目的とした規定です。