第8条 操舵装置 RJ車両

8.1 )パワーステアリングとラックを繋いでいる配管を、第2章第1条に従った配管に変更することができる。
8.2 )ステアリングホイールは、舵取装置の衝撃吸収装置に影響を与えないものであれば、ステアリングホイールハブを含み変更することができる。ただし、クイックリリースタイプは認められない。

解説

第8条では、操舵装置の改造ルールを定めています。8.1では、パワーステアリングとラックをつなぐ配管を、第2章第1条に従った仕様に変更することが認められます。これにより、安全性や耐久性を高めた配管への交換が可能です。8.2では、ステアリングホイールについて、衝撃吸収装置に影響を与えない範囲で、ホイールハブを含めて変更が許可されます。ただし、クイックリリースタイプは禁止されており、取り外しの容易さよりも安全性を優先しています。この規定は、操舵装置の機能と安全性を維持しつつ、必要に応じた調整を可能にするもので、競技中の信頼性と乗員保護を確保することを目的としています。